「歯並びを治したいけれど、矯正装置が目立つのは絶対に嫌だ…」
接客業の方や、人前に出る機会の多い方にとって、矯正中の見た目は大きな悩みですよね。
そんな方に選ばれているのが、歯の裏側に装置をつける**「裏側矯正（リンガルブラケット矯正）」**です。
しかし、「裏側矯正は話しにくい」「費用が高い」といった噂を聞いて不安に思っている方も多いのではないでしょうか？
この記事では、多くの患者様が気になる裏側矯正のメリット・デメリットを、包み隠さず本音で解説します。
後悔しない矯正選びのために、ぜひ参考にしてください。
1. 裏側矯正（舌側矯正）とは？
裏側矯正（舌側矯正・リンガル矯正）とは、その名の通り「歯の裏側」にブラケットやワイヤーといった矯正装置を装着する治療法です。
表側矯正と同じように、ワイヤーの力で歯を動かしていきますが、正面からは装置が全く見えないのが最大の特徴です。
2. 裏側矯正の4つのメリット
まずは、なぜこれほどまでに裏側矯正が選ばれているのか、そのメリットを見ていきましょう。
① 誰にも気づかれずに矯正できる
最大のメリットは、やはり「審美性（見た目）」です。
大きく口を開けて笑っても、装置が見えることはほとんどありません。「矯正を始めたことを友人に気づかれなかった」という患者様も多いです。
② 前歯の虫歯リスクが低い
実は、歯の裏側は「エナメル質」が表側よりも厚く、常に唾液が循環しているため、表側に比べて虫歯になりにくいという特徴があります。矯正中に虫歯を作りたくない方にも適しています。
③ 舌癖（ぜつへき）の改善につながる
歯並びが悪くなる原因の一つに、舌で前歯を押してしまう癖（舌癖）があります。裏側に装置があると、舌が自然と正しい位置（上顎）に収まろうとするため、矯正と同時に悪い癖が改善され、後戻りのリスクが減る効果も期待できます。
④ スポーツや接触時のトラブルが少ない
ラグビーや格闘技など、顔に何かが当たる可能性のあるスポーツをしている場合、表側矯正だと唇を切ってしまうことがあります。裏側矯正ならその心配が大幅に減ります。
3. 裏側矯正のデメリットと対策
① 費用が表側矯正より高め
裏側矯正は、高度な技術とオーダーメイドの装置が必要になるため、表側矯正と比較して費用が1.2倍〜1.5倍ほど高くなる傾向があります。
- 対策： デンタルローンや院内分割払いを利用することで、月々の負担を抑えることが可能です。
② 滑舌（かつぜつ）への影響
装置が舌に当たるため、装着直後は「サ行」「タ行」「ラ行」が発音しにくくなることがあります。
- 対策： 最近の装置は非常に薄く作られているため、違和感は少なくなっています。個人差はありますが、通常2週間〜1ヶ月程度で舌が慣れ、今まで通り話せるようになります。
③ 歯磨きが難しい
装置が直接目に見えない場所にあるため、歯磨きの難易度が上がります。
- 対策： かかりつけ歯科医院での定期的なクリーニングと、ブラッシング指導を受けることで清潔な状態を保てます。
④ 治療時間が長くなる場合がある
以前は「裏側矯正は時間がかかる」と言われていました。しかし現在では技術の進歩により、表側矯正と変わらない期間で治療できるケースが増えています。ただし、毎回の調整に時間がかかるため、1回の通院時間は長くなることがあります。
4. 裏側矯正・表側矯正・マウスピース矯正の比較表
「自分にはどれが合っているの？」と迷っている方のために、特徴を比較しました。
| 特徴 | 裏側矯正 | 表側矯正 | マウスピース矯正 |
| 目立ちにくさ | ◎（見えない） | △（目立つ） | ◯（目立ちにくい） |
| 取り外し | 不可（固定式） | 不可（固定式） | 可 |
| 発音への影響 | △（慣れが必要） | ◯ | ◯ |
| 適応症例 | ほぼ全て | 全て | 制限あり |
| 費用 | 高め | 抑えめ | ケースによる |
5. 裏側矯正はこんな人におすすめ！
- 接客業、営業職、モデル、アナウンサーの方
- 結婚式や成人式を控えている方
- 矯正していることを周りに知られたくない方
- マウスピース矯正のように、自分で着脱管理する自信がない方
裏側矯正は、「見えないこと」に特化した素晴らしい治療法です。ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
6. まずは無料カウンセリングへ
裏側矯正が可能かどうか、また具体的な費用や期間は、お口の状態によって異なります。
当院では、無料カウンセリングを行っております。
「私の歯並びでも裏側矯正はできる？」「総額でいくらかかる？」など、どんな些細な疑問でもお気軽にご相談ください。
あなたに最適なプランをご提案させていただきます。